初めてでも安心、格安SIMへの乗り換え方法

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格安SIMに興味を持っても、乗り換える方法がわからないまま諦めてしまっている方がいるのではないでしょうか。
大手キャリアから格安SIMへの乗り換えはネットからの申込みがほとんどで、ほぼすべての作業を自身で行う必要があります。
とくに初めてだと、「難しそう」「めんどう」「ちゃんと格安SIMを開通できるのか、乗り換えできるのだろうか」などの不安があることでしょう。
格安SIMへ乗り換える手間は、大手キャリアから大手キャリアへの乗り換えと同じくらいだと思っていいです。
むしろ、ネットからの申込みなので時間を作って携帯ショップに足を運んだり、順番待ちで時間を取られることがありません。
今回は、初めて格安SIMへ乗り換えを検討している方へ向けて、格安SIMへの乗り換え方法を紹介していきます。

1.乗り換え先の格安SIM(MVNO)事業者を決定

まずは、どこの格安SIM(MVNO)事業者へ乗り換えるかを決めます。
格安SIM(MVNO)サービスを提供している事業者は数百社あり、どこを選べばいいのか迷ってしまうことでしょう。
格安SIMが初めてという方にオススメは、多くのユーザーに選ばれている格安SIM(MVNO)事業者の中から選択することです。
格安SIMシェア率上位3位は下記の通りです。

1位:楽天モバイル
2位:IIJmio(みおふぉん)
3位:OCNモバイルONE

シェア率上位の楽天モバイルとIIJmio、OCNモバイルONEの詳しいサービス内容は、関連記事にて掲載していますので、格安SIM(MVNO)事業者選びの参考にしてみてください。

関連記事:

2.格安SIMで使えるSIMフリースマホの用意、キャリア購入スマホのSIMロック解除を行う

格安SIMで使うためのSIMフリースマホを用意しましょう。
今、大手キャリアで使っているスマホをそのまま使いたいという方は、SIMロック解除を行う必要があります。
SIMロックとは、他キャリアのSIMカードでスマホが使えないよう端末にロックをかけることをいいます。
格安SIM(MVNO)事業者によってはSIMロック解除不要で使える機種もあるので、契約をしようと思っている格安SIM(MVNO)事業者のサイトにて、SIMロック解除が必要なのか不要なのか確認しておくようにしましょう。
SIMフリースマホについては、格安SIM(MVNO)事業者にて購入したり、Amazonや楽天などのECサイトで購入することができます。
格安SIM(MVNO)事業者では、最新スマホがSIMカードとセットで安く購入できることもあるので、格安SIMと一緒に新しいスマホも購入したいという方に選ばれています。

SIMロック解除方法

ドコモやau、ソフトバンク店頭にてSIMロック解除が可能です。しかし、どのキャリアも手数料3,000円かかってしまいます。
Webからだと無料でSIMロック解除を行うことが可能なので、初期費用を抑えるためにも自身で行ったほうがよいでしょう。

Web店頭
ドコモMy DoCoMoにて申込み/無料申込み可能/3,000円
auMy auにて申込み/無料申込み可能/3,000円
ソフトバンクMy SoftBankにて申込み/無料申込み可能/3,000円
Y!mobile(ワイモバイル)My Y!mobileにて申込み/無料申込み可能/3,000円

SIMロック解除ができない場合、今使っているスマホの割賦(分割払い)が残っている可能性があります。
また、SIMロック解除に対応していない機種という可能性もあるので、SIMロック解除が行えない理由が不明なら各キャリアのサポートに連絡しましょう。

3.電話番号を新たに取得するか、MNPをするか決める

電話番号を新たに取得する通常新規か、今使っている電話番号がそのまま使えるMNP新規での申込みをするか決めていきます。
オススメは今使っている電話番号がそのまま使えるMNP新規となり、いわゆる乗り換えです。
今使っているキャリアからMNP予約番号を取得し、格安SIMでも使えるよう準備を行います。
MNP予約番号の取得は、ドコモやau、ソフトバンクのマイページから取得できます。
MNP予約番号には14日間の有効期限があり、乗り換え先の格安SIM(MVNO)事業者によって「MNP予約番号の有効期限が残り◯日以上必要」といった条件もあるので注意が必要です。
MNP予約番号の取得タイミングは、有効期限を考慮し格安SIM(MVNO)事業者に申込む直前がいいでしょう。

通常新規は、電話番号を新たに取得する方法です。
手っ取り早さがポイントで、MNPするよりも早くSIMカードが到着する傾向にあります。
ですが、新しい電話番号を友人や勤め先に伝える必要があるので、後々の手間を考えるとあまりオススメとはいえません。
大手キャリアは電話メインで使うようにして、格安SIMはネットも電話も両方使うといった2台持ちを検討しているのなら電話番号を新規で取得するのもありだと思います。

4.必要書類の取り揃えて格安SIMへ申込み

格安SIMを申込むために、本人確認書類やクレジットカードなどの必要な書類を揃えます。
格安SIMでも大手キャリアと同じように、免許証といった本人確認書類が必要です。
格安SIMのほとんどが、クレジットカードのみに対応しているので、口座振替を希望する方は口座振替に対応した格安SIM(MVNO)事業者を選ぶ必要があります。
口座振替に対応している格安SIM(MVNO)事業者は少なく、OCNモバイルONEやUQモバイル、Y!mobileが口座振替に対応している代表的な格安SIM(MVNO)事業者です。
なお、口座振替に対応していても、MNP新規のみ口座振替可能といった条件もあるので、できることならクレジットカード払いにしたほうが手続きもスムーズです。

必要な書類を揃えたら、契約先の格安SIM(MVNO)事業者のサイトにて申込みを行います。
申込み自体は、名前や住所、連絡がつきやすい電話番号やメールアドレス、料金プランを入力するだけなので一度やってみると意外に簡単です。
ここでつまづきやすいのは、格安SIM(MVNO)事業者に提出する本人確認書類なのですが、基本的にスマホカメラなどで撮影した免許証などをアップロードすることで完了します。
本人確認書類に関しては、アップロードするべき部分とアップロードしてはいけない部分もあるので注意が必要です。
アップロードしてはいけない部分の例としては、マイナンバーカードの裏面です。
マイナンバーカードの裏面には、審査には関係のない個人情報が記載されているため、アップロードしてしまうと不備扱いとなり手続きが遅れてしまいます。

5.申込み完了後、SIMカードの到着を待つ

無事、格安SIM(MVNO)事業者へ申込みが完了した後は、SIMカードが自宅に到着するのを待ちます。
この時、大手キャリアで使っているスマホは普段どおり使えるので安心してください。
SIMカードの到着を待っている間、申込みをした格安SIM(MVNO)事業者から連絡がきていないか、定期的に確認しておきましょう。
SIMカードは、申込みに不備がなければ1週間ほどで届きますが、不備があると格安SIM(MVNO)事業者からメールか電話での連絡が入るようになっています。
ほとんどがメールでの連絡となり、緊急性がある場合は電話連絡となります。
電話連絡の場合、個人情報保護の関係から本人以外には電話連絡の内容を伝えることができないので、必ず申し込みした本人が出ないといけません。

6.SIMカード到着、MNP切り替えとAPN設定を行う

SIMカードが到着すると、乗り換え作業もいよいよクライマックです。
MNPをする場合、格安SIM事業者各社の指示に従いMNP切替作業を行う必要があります。
IIJmioの場合、開通センターに電話をかけることで、オペレーターによりMNP切替が行われます。
MNP切替完了後、キャリアでの契約が自動的に解約となり、届いたSIMカードでAPN設定を行いましょう。
IIJmioは、電話連絡をすることでMNP切替を行いますが、OCNモバイルONEなどはWebサイトからMNP切替を行います。
ちなみに、MNP切替の作業を行うにはMNP受付時間というものがあり、原則として毎日朝9時~夜10時までとなります。
ですが、格安SIM(MVNO)事業者によっては不通期間を防ぐために締め切り時間が短く設定されていることがあるので注意が必要です。

APN設定は、SIMフリースマホかSIMロック解除済みスマホに格安SIMをさして使えるようにする作業です。
MNPをしない方は、SIMカードが届いたらすぐにAPN設定を行いましょう。
APN設定には受付時間がないので、どの時間帯でも設定可能です。
届いたSIMカードと以前使っていたSIMカードを入れ替えて、スマホのネットワーク設定を見つけてAPNの追加設定を行います。
APN設定には格安SIM事業者各社それぞれのユーザー名などを入力する必要があり、IIJmioだと下記の情報を入力していきます。

■IIJmio APN設定例
APN:iijmio.jp
ユーザ名:mio@iij
パスワード:iij
認証タイプ:CHAPまたはPAP

APN設定が完了後、Webサイトを閲覧したりして開通ができているか確認しましょう。
無事、ネットに繋がれば格安SIMへの乗り換えは完了です。
MNP新規の場合、大手キャリアから格安SIMに切り替えられた瞬間に大手キャリアは解約となりますが、新しく電話番号を取得した方で、大手キャリアの番号が不要なら別途解約手続きが必要です。

まとめ

今回は大手キャリアから格安SIMへの乗り換え方法について解説してきました。
即日MNPを採用している格安SIM(MVNO)事業者がほとんどなので、不通期間をほとんど発生させることなく格安SIMへの乗り換えが可能です。
格安SIMへの乗り換えは、ほとんどの作業を自分で行わないといけませんが、毎月の通信費を抑えることができます。
これから格安SIMへ乗り換えたいという方は、今回の手順を参考にして乗り換えにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
乗り換え自体1日2日で行えないので、2年縛りの更新月など、乗り換えるタイミングを先読みしてしっかりと準備することをオススメします。
格安SIMへ乗り換える時期やタイミングなどについては、関連記事でも紹介しているので、気になる方はご参照ください。

 

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